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市内で開催される「久慈秋まつり」などのイベントの他、エリアごとに見どころをご紹介します。
年間行事・定期イベント

KUJI Autumn festival
毎年9月第3金曜日~日曜日
※木曜日 前夜祭
久慈秋まつり
岩手県北地域では最大規模のまつりです。五穀豊穣や除災招福を祈願・感謝するまつりで、650年余り前の長慶天皇の御代に神社の祭典日が定められたことが始まりと言われていますが、詳しいことは分かっていません。
久慈秋まつりについて言及した最古の書物は「高山彦九郎日記」と言われており、高山彦九郎が1792年9月に当地を訪れた際に目にした秋まつりの様子を、「千早ぶる神代のことを伝えてや庭火たきつつ祭りをぞする」と和歌に残しています。
秋まつりの最大の見どころは、市内にある全8組の山車(だし)組が制作した山車のパレード。各組が歌舞伎や歴史上の物語などをモチーフに趣向を凝らして毎年新しいものを制作します。山車には、飾りがせり上がったり、煙が噴き出るなど仕掛けが施されており、パレード中に山車組自慢の「音頭」とともに仕掛けが展開されると観客からは拍手と歓声が上がります。
中日には郷土芸能パレードが行われ、各芸能団体による久慈湾小唄や、最古の盆踊りともいわれる「ナニャドヤラ」などの流し踊りが披露されます。
会場となる国道281号線の沿道は毎年多くの見物客で賑わい、山車を座ってゆっくりと見ることができる有料の特別観覧席が県北広域振興局前に設置されます。>>特別観覧席について
まつり後(10月上旬頃)には、道の駅くじの風の館・山車展示ホールにそのうち1台が展示され、翌年の8月中旬ごろまで無料で見学することができます。
【令和5年度日程】
9月14日(木)18時~
前夜祭(場所:道の駅くじ)
9月15日(金)16時~
お通り(山車パレード/荒町→長内橋)
9月16日(土)14時~
中日(郷土芸能パレード/山車運行はお休み)
9月17日(日)14時~
お還り(山車パレード/長内橋→荒町)


Hokugen-no Ama festival
毎年8月第1日曜日
北限の海女フェスティバル
久慈駅から海岸沿いを20分程進むと伝統的な海女漁を受け継いでいる小袖地区。ドラマ「あまちゃん」のメインロケ地にもなった小袖地区最大のイベントです。
小袖漁港にある海女センターでは毎年7月1日から9月30日までの土日祝日に「北限の海女素潜り実演」を開催しており、毎年8月の第1日曜日は「北限の海女フェスティバル」として盛大に開催されます。
この日は素潜り実演が無料で見学できるほか、制限時間内に網でウニをすくう数を競う「ウニ採り名人戦」や、海女さんが潜ってくじを拾う「海女くじ」など様々なイベントが開催されます。テレビでも度々取り上げられる牛乳瓶入り生ウニやホヤなど新鮮な海産物が浜値で直売され、毎年多くの人で賑わいます。
【日程】毎年8月第1日曜日
【会場】 小袖漁港周辺/ 駐車場あり
(混雑時は舟渡海水浴場駐車場からバスをご利用下さい)
【問合せ】
イベントについて:0194-52-2123(久慈市商工観光課)
素潜り実演について:0194-54-2261(小袖海女センター)


HIRANIWA Bull fighting festival
毎年5月、6月、8月、10月
平庭闘牛大会
東北唯一の闘牛として、葛巻町との境にある平庭闘牛場で毎年4回開催されています。
久慈地域では古くから南部牛と呼ばれる短角種が飼育されていました。沿岸で作られた塩を運ぶ際に先頭にたつ牛を決めるため、角突きをさせたことが闘牛の始まりと言われています。
勝負の際は、「勢子(せこ)」と呼ばれる男衆が牛の状態を見極め、威勢をつけたり、ケガをさせないように時には体を張って牛を守ります。平庭闘牛は、勝敗をつけないのが特徴で、どちらかが優勢になった時点で勝負をやめさせます。負け癖をつけないことで、素牛として各地で活躍できるよう、より強い牛へ育てます。
大きな牛は体重1tを超え、巨体同士がぶつかり合う音は迫力そのもの。牛たちが撒き上げる土がかかるほど間近で見ることができるため、決定的瞬間をカメラに収めようと愛好家も多く訪れます。
【日程】
・5月「わかば場所」(若牛の練習会、入場無料)
・6月「つつじ場所」
・8月「しらかば場所」
・10月「もみじ場所」
入場料:中学生以上1200円(前売券1000円)、小学生以下無料
【場所】久慈市山形町来内 平庭闘牛場/駐車場あり
【問合せ・チケット予約】
0194-72-2111(久慈市山形総合支所産業建設課)


Water mill market/Water mill festival
5・6・9・10・11・12月の第1日曜日
水車市(くるまいち)・
水車まつり
2023年の開催は見送りとなりました。
久慈駅から車で30分程、長内川上流に向かうと山根地区。地区のシンボルである水車小屋と大きな桂の木がある広場で開催される市です。
豆腐田楽やイワナの塩焼き、そばぎりやうきうきだんごといった郷土食や、季節により山菜やきのこなどの山の幸が直売されます。
11月は「水車まつり」として、郷土芸能の披露やたたら製鉄の実演なども行われ、より盛大に催されます。
【場所】山根町端神 桂の水車広場
【問合せ】0194-53-5281
(山根六郷研究会事務局/久慈ステーションホテル内)
(山根六郷研究会)


YAMAGATA Gatagon festival
8月下旬
やまがたガタゴンまつり
ガタゴンとは、1992年に山形町の畑で足あとが発見された未確認生物です。専門家に調査を依頼しましたが何の生物なのか分からず、「ガタゴン」と名付けられ、山形町のキャラクターとして親しまれています。道の駅やまがたにはガタゴンのたまごのオブジェがあり、山形地区のおまつりにもその名前が冠されるようになりました。
地区ごとの山車(だし)が運行されるとともに、郷土芸能「ナニャドヤラ」などの流し踊りが披露されます。夕方には懸賞付き盆踊り大会も開かれ、多くの人で賑わいます。
【日程】8月下旬の日曜日
【場所】山形町川井地区、道の駅やまがた
【問合せ】0194-52-1000(久慈商工会議所)
